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1.安さに飛びついてはいけない
塗装業者のホームページやチラシ等に外壁塗装〇〇万円~のような文言をよく目にしますが、あくまで外壁のみの金額でその他付帯部分の塗装は勿論、屋根の塗装も足場代も含まれていないことが殆どです。
そうなると外壁が150㎡程の平均的な家の場合 表示金額÷150で計算すると1㎡あたりは平均的な金額になります。
勿論面積が大きくなれば割安になるかもしれませんが、小さな文字で○○㎡程度や〇〇㎡迄等の注意書きがありますので書いてある金額だけを見て飛びつくのは間違いです。
2.見積もりは最低3社
最近ではSNS等でも塗装業者が沢山出てきますが、見積もりは出来るだけ多くの業者にお願いすることをオススメします。
ただし、提示される金額だけを見て安いだけの所に決めるのは危険です。
理由としては、
- 使用する材料のグレードの違い
- 塗る部分と塗らない部分の認識の違い
- 同じグレードであってもメーカーによっての金額の違い
上記のような事が見積業者によって違うと、金額にも結構な差が出ますので同じ内容で見積りを取ることが大事です。
一番オススメ出来ないのは業者を数社紹介するというサイトです。
弊社も過去に携わった経験があるのですが、紹介されたどの業者と契約しようが、サイト運営会社には契約金額の〇〇%や一件で一律〇〇円等の契約がしてありますので業者としてはその分の金額まで見積もりに上乗せしなければならないからです。
面倒でもホームページ等を見て良さそうな業者に直接見積もりを依頼することが少しでもお安く出来る方法かと思います。
3.名前で選ばない
良く目にする名前だから、よく聞く名前だからという事で業者を選ぶ事は間違いです。
大手だから特別な塗料を使ってるという事は基本的には無いので、仕上がりは職人の技術次第ということになります。
大手になると施工は下請けの場合が多いので職人も当たりはずれが出てきますし、弊社も大手の下請けも経験しておりますが、営業マンの知識が浅いことも多いです。
塗料の選定や施工方法など、適当な説明で耳を疑うような契約をしてくる営業マンもいます。
お客様も営業マンの知識を疑う事は無いのでこのようなことが横行していると思われます。
今はインターネットで何でも調べられますので、使用する塗料の名前を聞いて調べてみるのも一つの方法かもしれません。
4.建設業許可の有無
多くの業者の中から数社に絞れたが、決め手が無い場合建設業許可の有無を調べてみるのも良いかもしれません。
建設業許可というのは、
- 経営業務の管理を適正に行うに足りる能力を有する者であること
- 専任の技術者を有していること
- 請負契約に関して誠実性を有していること
- 請負契約を履行するに足る財産的基礎又は金銭的信用を有していること
- 欠格要件等に該当しないこと
以上の条件を満たした業者だけが各都道府県の知事から認められるものですが、ホームページ等を見ても建設業許可を取得していない業者は多くみられます。
取得していなくても小さな請負工事は出来ますし、優れた職人さんもいるかもしれません。
ですが、多くの業者が完工後数年間の保証を付ける事が殆どの現在、その保証期間内に会社が倒産したのでは保証の意味も無くなってしまいます。
許可を取得しているという事はある程度の経験実績と財務状況の目安になると思いますので決め手の一つにして下さい。